この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
防音室で先輩に襲われて…
第13章 責め立てる舌先
ところが、ちょうどそのとき──
「あっ…」
小さな声が聞こえて、椎名の視線が下へ向く。
弁当箱を抱えた乃ノ花が、階段を上ってくるところだった。
いつものように放送室へ向かう途中だろう。
彼女は周囲の視線に気づき、足を止めてしまう。
「ん?」
生徒たちの視線が、乃ノ花に集中する。
「あれ、もしかしてこの子……──」
誰かが言いかけた瞬間。
駆け足で階段を降りた椎名が、乃ノ花の腕を掴んだ。
「先輩……!?」
強く引かれ、乃ノ花はバランスを崩して彼の胸に受け止められる形になる。 椎名の体温が制服越しに伝わってきた。
「行こうか」
椎名はそれだけ言って、乃ノ花の手を引いたまま上の階へ向かう。
乃ノ花はわけもわからず、背後のざわめきが気になりながらも、彼に引っ張られるままついていくしかなかった。
「え、待ってよあの子って……!」
「あれが昨日の一緒にいた子?」
背後から聞こえる声に、乃ノ花の焦りが加速する。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


