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防音室で先輩に襲われて…
第15章 通知画面
椎名の瞳が、ゆっくりと見開かれる──。
「……っ」
「……好きって、自分でも信じられないけど、……でも口に出してみたら……あれ?なんだかホッと…しまし た」
お互いに戸惑う二人。
椎名の指が、一瞬止まった。
瞳が大きく見開かれ、信じられないという表情。それは嵐の後の静かな海のように揺らぎを残して、水面下で渦巻く感情を隠せていなかった。
乃ノ花も自分の言葉に驚いて、頰がさらに熱くなる。
視線が交錯し、息遣いが重なる。
放送室の空気が静かに張り詰めると、椎名の喉がごくりと鳴った。
ドキ....ドキ....ドキ....ドキ....
二人の距離が、わずかに縮まる──でも、そこで止まる──それは触れそうで触れない花びらのように、儚い。
戸惑いが甘い緊張を生んだ。
乃ノ花の瞳が、潤んで揺れる。言葉が出ない。ただの沈黙が二人の心を繋いだ。

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