この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
MonsterRaper(仮)
第3章 怪獣ベヒモス
-キキィッ--
『んっ!?』
俺は鳴き声の方へ銃口を向けた。
が、すぐに銃口を下げた。
「…キャット鴉か」
猫の様なコウモリである。
小さく非常に機敏な動きで陸と空を制するが、相手にしなければ害はない。
似ている亜種にグレムリンというコウモリ型バッファローがいるが、コイツは狡賢く、夢魔のパシリとも言われ人間の害になる。
恐らくはベヒモス効果で、この山には他のモンスターが寄り付かないというメリットがあるとは思うが…。
翼のあるモンスターや小型のモンスターは生息すると推測できる。
「このあたりがエマージェンシーだな…」
すると--
へし折れたショットガンと点滅するGPSが落ちていた。
「松居…」
ここで俺はGPSと武器を発見したことをPDAにてギルドに報告した。
引き続き捜索をし、自己判断で状況を終了して構わないとの返事だったが、ギルドの人事部は俺の性格を知っている…。
石田尚樹は女の子を見捨てない!!
近くにはRPGに出てくるような洞窟が口を開いていた。
-ガサッ---
『なッ!?』
俺の頭の上にドサッと何かがのしかかった。
『モンスター!?油断したッ』
構える前に接近を許してしまった。
ヘルメットがなければ危なかった。
右手は銃の握把を握ったまま、左手で頭上の違和感を掴んで放り投げた。
※握把:銃の握るとこ。
「アラクネっ」
頭上の木から俺の狙ってが降下してきたのは妖虫鬼アラクネ。
アラクネは2種存在し、雌しかいない。
四肢が蜘蛛の獣人タイプと下半身が蜘蛛の半獣タイプ。
今回遭遇したのは獣人タイプだ。
白い肌の美しい妖怪である。
人間を殺さないが荷物を置いてくよう脅したり、木の上から奪ったりする。
このアラクネも被害届が出た話は聞かない。
俺はスッと銃口を地に這いつくばる紫髪の可憐なアラクネに向けた。
「こ、殺さないでッ!」
-バンッ--
当たらないよう近くの地面に銃弾を埋めた。
「ひぃぃッ」
彼女は顔を腕爪で隠す。
「逃げるなッ…。歳は、いくつだ?」
アラクネは震えながら―
「じゅ、11歳です…」
「11なら立派な大人だな。Hは経験あるか?」
「あ、ありません…」
『んっ!?』
俺は鳴き声の方へ銃口を向けた。
が、すぐに銃口を下げた。
「…キャット鴉か」
猫の様なコウモリである。
小さく非常に機敏な動きで陸と空を制するが、相手にしなければ害はない。
似ている亜種にグレムリンというコウモリ型バッファローがいるが、コイツは狡賢く、夢魔のパシリとも言われ人間の害になる。
恐らくはベヒモス効果で、この山には他のモンスターが寄り付かないというメリットがあるとは思うが…。
翼のあるモンスターや小型のモンスターは生息すると推測できる。
「このあたりがエマージェンシーだな…」
すると--
へし折れたショットガンと点滅するGPSが落ちていた。
「松居…」
ここで俺はGPSと武器を発見したことをPDAにてギルドに報告した。
引き続き捜索をし、自己判断で状況を終了して構わないとの返事だったが、ギルドの人事部は俺の性格を知っている…。
石田尚樹は女の子を見捨てない!!
近くにはRPGに出てくるような洞窟が口を開いていた。
-ガサッ---
『なッ!?』
俺の頭の上にドサッと何かがのしかかった。
『モンスター!?油断したッ』
構える前に接近を許してしまった。
ヘルメットがなければ危なかった。
右手は銃の握把を握ったまま、左手で頭上の違和感を掴んで放り投げた。
※握把:銃の握るとこ。
「アラクネっ」
頭上の木から俺の狙ってが降下してきたのは妖虫鬼アラクネ。
アラクネは2種存在し、雌しかいない。
四肢が蜘蛛の獣人タイプと下半身が蜘蛛の半獣タイプ。
今回遭遇したのは獣人タイプだ。
白い肌の美しい妖怪である。
人間を殺さないが荷物を置いてくよう脅したり、木の上から奪ったりする。
このアラクネも被害届が出た話は聞かない。
俺はスッと銃口を地に這いつくばる紫髪の可憐なアラクネに向けた。
「こ、殺さないでッ!」
-バンッ--
当たらないよう近くの地面に銃弾を埋めた。
「ひぃぃッ」
彼女は顔を腕爪で隠す。
「逃げるなッ…。歳は、いくつだ?」
アラクネは震えながら―
「じゅ、11歳です…」
「11なら立派な大人だな。Hは経験あるか?」
「あ、ありません…」