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MonsterRaper(仮)
第3章 怪獣ベヒモス
--ドッ-
何かが俺の背中にしがみつき、大口を開いて、今まさに喉へと鋭い牙を突き立てようとしていた。
『猫猿ッ!』
ネコの顔をした猿、猫猿だった。
猫猿は人間を非常に嫌う害獣である。
喉をやられる瞬間、俺はサイドアームを猫猿のこめかみに当てゼロ距離で引き金を引いた。
-パアンッ--
目の前でボルトがスパークする。
「ひぎゃぎゃーーッ」
甲高い断末魔の悲鳴を上げ、猫猿は逃げていった。
「ち、ちくしょうッ!」
油断していた…
ベヒモスがいる=モンスターがいない等と勝手に解釈していた…。
拳銃が無ければやられていた。
陸上自衛隊に入隊したのは戦いたいからじゃない…
メタルヒーローへの憧れだった。
女の子を助けるミッションなんて憧れの仕事だったハズ…。
どうやらRPGの勇者になっちまったようだな。
『松居を連れて早く逃げなければ、かなり危険だ…』
地図上の道と思われるルートを選び、広い通路化した道を歩く。
狛犬を連れてくれば良かったなとも思うが、ハンティング中に万が一狛犬が死んでしまったら可愛そうなので俺にはできない。
進むに比例して離脱が困難になると考えると足がすくむ。
リュックのてき弾が重く感じる。
当初はベヒモスを討伐してあわよくば報酬ももらおうと思っていたのだが…。
何かが俺の背中にしがみつき、大口を開いて、今まさに喉へと鋭い牙を突き立てようとしていた。
『猫猿ッ!』
ネコの顔をした猿、猫猿だった。
猫猿は人間を非常に嫌う害獣である。
喉をやられる瞬間、俺はサイドアームを猫猿のこめかみに当てゼロ距離で引き金を引いた。
-パアンッ--
目の前でボルトがスパークする。
「ひぎゃぎゃーーッ」
甲高い断末魔の悲鳴を上げ、猫猿は逃げていった。
「ち、ちくしょうッ!」
油断していた…
ベヒモスがいる=モンスターがいない等と勝手に解釈していた…。
拳銃が無ければやられていた。
陸上自衛隊に入隊したのは戦いたいからじゃない…
メタルヒーローへの憧れだった。
女の子を助けるミッションなんて憧れの仕事だったハズ…。
どうやらRPGの勇者になっちまったようだな。
『松居を連れて早く逃げなければ、かなり危険だ…』
地図上の道と思われるルートを選び、広い通路化した道を歩く。
狛犬を連れてくれば良かったなとも思うが、ハンティング中に万が一狛犬が死んでしまったら可愛そうなので俺にはできない。
進むに比例して離脱が困難になると考えると足がすくむ。
リュックのてき弾が重く感じる。
当初はベヒモスを討伐してあわよくば報酬ももらおうと思っていたのだが…。