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MonsterRaper(仮)
第4章 鳥獣ハーピー
「この兵隊野郎がぁ」

アンチビームシールドの抵抗でハーピーは体勢を崩し倒れるこんだ。

『勝機ッ』

アーマーシュナイダーが刺さったままのアンチビームシールドを投げ捨て、スリングにブラ下げたユーティリティーライフルを構え、銃口をハーピーに向けた。

「約束しろッ!この森に2度と来るな」

ハーピーは怒りの表情で俺を睨みつけてくる。

すると―
ワルキューレが、素早い動きでレイピアを彼女目掛けて突きこんできた。

「死ねっ」

『!!』

慌てて銃でレイピアを払い落とす

-ギキンッ――
レイピアは空に弾け飛び、ワルキューレは手首をおさえ―

「くっ何をするッ!?」

代わりにワルキューレの視線が俺をグッと鋭く突き刺した。

「殺すなッ。命令は撃退だぞ!」

ハーピーは、呆気にとられた表情で俺たちを見つめる…

「あんたハンターでしょッ!」

ワルキューレの瞳には敵が2人…?

「撃破するなら、依頼し直すんだな」

銃口を下げた
その時―-―

崩した体勢のままハーピーは地面を駆け抜け低空飛行で揺らぎながら離脱した。

「あっ!」

ワルキューレが弓を構える間もなく、目標は小さくなった。

「そんな…」

彼女はガク然と膝を地に落とす。

「とりあえず、依頼は成功だな」

壊れたアーマーシュナイダーとアンチビームシールドを拾うと―
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