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MonsterRaper(仮)
第4章 鳥獣ハーピー
「…さっきまで、あなたも…鉄砲にも魅力を感じてたわ」

少し泣いているのか?
顔まで地面にウズめこむ。

「そうか…」

「軍人も鉄砲も相手を殺すだけだと思ったら…最悪ね。今はバケモンまで手負いのまま逃がすなんて…」

「依頼は終わった…集落に戻るぞ」

「アイツの居場所を教えなさいよッ」

顔を上げたワルキューレは、やはり泣いていた…

「…GPSの反応は現在地。今のバトルで、ここに落としたんだろう」

ワルキューレは、また地面に俯き―

「先に帰ってて…」

罪悪感を与えるような言い方…

「……ああ…わかったよ」

俺は彼女を残して、この場を去った



―-◇-―

陽は、まだ落ちない午後4時を回る頃に集落へたどり着いた。

「あっ、お帰りなさい」

集落に戻っていた、ヴァルキリーが声をかけてきた。

「ただいま。お疲れ様」

そそくさと小屋に入った俺は、破損した武具とユーティリティーライフルを置いて鉄帽を床に落とす

『これでいいんだ…』

撃退後にまた被害があっても保障しない
撃退は猟士の一存とす

そう契約書に明記されてる…

討伐や捕獲で大金を払った依頼者から苦情がくる。
それだけ撃退と撃破ではグレードも金額も差がある

『鉄砲か…っ』

ユーティリティーライフルがあるから猟士を続けたんだ…

目的を選べる正義の銃
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