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MonsterRaper(仮)
第4章 鳥獣ハーピー

クリュサオルの光を鎮め、ポーチに戻した。
「わたしはぁ、ただ好きな人の生まれ育った処で赤ちゃんを産んで育てたいだけよ…」
泣きじゃくる彼女を見ると―
女の意地を
母の尊さを
愛の強さを感じた…
―だが――
「何やってんだ。バケモンを殺せッ!」
アルラウネに襲われていた青年だった。
「アンタが兄貴のガキを身ごもってるコトでエルフの血が、また汚れるんだッ!」
エルフ達が集まってくる。
「コイツがエルフの子を産んでみろッ!何が出てくる?卵か?それとも翼のあるエルフか?ドラゴンかも知れないぞッ」
他のエルフも同調する。
「そうだ!我々でなく、そこの薄汚れたDエルフに素直に殺されれば良かったんだよ」
「神の意思に反する行為だろう!」
人間が口を挟むコトではな―!―
ワルキューレが、よろめきながらハーピーに添う…
そして弱々しく口を開いた。
「神の意思?」
流れた血まで涙に見えた…
「こうして産まれて生きてるじゃない…」
彼女の血はエルフの為に流れたんじゃないのか?
「神の意思に反したのに何で産まれてこれるッ!?」
殺しあったはずの2人が―
「わたしはぁ、ただ好きな人の生まれ育った処で赤ちゃんを産んで育てたいだけよ…」
泣きじゃくる彼女を見ると―
女の意地を
母の尊さを
愛の強さを感じた…
―だが――
「何やってんだ。バケモンを殺せッ!」
アルラウネに襲われていた青年だった。
「アンタが兄貴のガキを身ごもってるコトでエルフの血が、また汚れるんだッ!」
エルフ達が集まってくる。
「コイツがエルフの子を産んでみろッ!何が出てくる?卵か?それとも翼のあるエルフか?ドラゴンかも知れないぞッ」
他のエルフも同調する。
「そうだ!我々でなく、そこの薄汚れたDエルフに素直に殺されれば良かったんだよ」
「神の意思に反する行為だろう!」
人間が口を挟むコトではな―!―
ワルキューレが、よろめきながらハーピーに添う…
そして弱々しく口を開いた。
「神の意思?」
流れた血まで涙に見えた…
「こうして産まれて生きてるじゃない…」
彼女の血はエルフの為に流れたんじゃないのか?
「神の意思に反したのに何で産まれてこれるッ!?」
殺しあったはずの2人が―

