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第1章 ラブホで蕩かされて

そんな裏垢を始めてから暫くした時、裏垢で人気No.1の『燿』くんからDMが届いた。


彼はアイコンからしてオシャレには気を使っているのがよく分かるし、何よりも自慰をした時の喘ぎがたまらなく女子には人気だった。


『さくらちゃんの動画いつも見ています。良ければお会いして見ませんか？』


「あ、これは···」と、すぐに対応してはいけない奴だと察したけれど、私はドキドキしながら『嬉しいです。是非』と返事を返してしまった。


緊張し過ぎて口の中はカラカラで、ドキドキしたのを今でも忘れられない。


そうして実際に会った日(今日)私達はラブホへと足を運んだのだ。


···からの、これである。


定番のピンクの部屋には中央に丸いベッド。
白いソファに、数のある玩具。
ガラス張りの浴室。
冷蔵庫には酒やドリンクが常備されていた。


「燿でーす！本日は、最近噂のあの子とのコラボでーす♪皆、楽しみにしてやぁ」

(えっ！！？私聞いてない！)

「ほな、話合わせて···数字稼げるで」


耳で離されて、近い燿くんからほのかな香水のいい匂いがした。