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The altar of a sacrifice
第1章 鬱蒼と茂る深い森
「ナカヨク…ね?」
にやりと笑んで鈴音は布を押し付けると部屋から出て行った。
バリッバリになった布切れ。
それは鈴音が体に巻きつけていたもので…。
つまり彼女は全裸で出て行ったのだ。
なんなんだよ。
布切れには硬化し始めている石膏が薄く塗られていた。
「鈴音ちゃんともども、仲良くしてね、綾くん」
「じゃぁ、お休み」と公秋さんは何事も無かった様に出て行った。
公秋さん…。
せめてフォローしてください。
鈴音って何者なんですか?
なんなんですか?
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