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The altar of a sacrifice
第4章 銀に輝く悪魔の儀式

「未來姉さ~ん!!見て下さいよ~、私が男の身体を手に入れたら一番に顔面を埋めたいと思っていた、あの妖艶ボディーが最低男に乗っ取られてますよぅ」
嘆きながら亮太が……、もとい亮太に乗り移った鈴音が頭を抱えた。
「私の夢が…百合ロマンが……」
そしてそのまま膝をついて崩れ落ちた。
「ははぁん、つまり俺が姉さんの身体にいる限り、触れねぇって訳だな?」
「当たり前でしょう?だって中身は結局亮太じゃない。いくら声が未來姉さんだって、中身が亮太の喘ぎ声なんて勘弁してよ。想像だけで吐き気だから」
「うっせぇ、俺だって自分の身体に愛撫されて興奮するか、バカ。中身はバイ女だしなっ」
「あらあら……」
口元に手を当てて俺の身体の未來さんが笑って喧嘩する二人を眺めている。
喋れないので会話にも入れなければ、すっかり鈴音に興味を無くされて動けない不自由な身体を放り出された俺はどうしたら良い?
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