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何処にでもいる悪女
第10章 思惑
「お疲れ様でした!」
私達は乾杯した。

他愛ない話で盛り上がり、お酒も進む。

創作料理もとても美味しい!

「何時もご協力有り難う御座います!僕の仕事を手伝ってくれて!凄く嬉しいんですよ。」


「元々は私が原因だもの…ごめんね…」

私は2人に申し訳なさで一杯だった。

「課長は、かなり水島さんに御執着ですよね!?
あんな噂話を広めるなんて…」

A子が不機嫌そうに呟く。

「鈴木さんと私があやしいなんて噂が…単なる噂だと言う事を知らせれば良いのよ!
あなた達二人が付き合えば問題解決だけど――どう!?」


酔った勢いでA子を煽る。

「水島さんったら。
鈴木さんは水島さんに憧れてるんですってば!
ね〜鈴木さん!?」


頬を赤くしたA子が鈴木さんを覗き込んだ。


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