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何処にでもいる悪女
第4章 婚外恋愛
朝食の支度が終わり珈琲を煎れる頃夫が起きてきた。

「あなた、昨夜は遅かったのね!?」


「あぁ、上司の付き合いで三次会迄連れて行かれたよ。ちと…飲みすぎだな。
珈琲だけもらうよ」

ネクタイを締めながら私に視線を移すことなく椅子に座った。


「なぁ、今月から小遣い増やせないか?
付き合いの飲み会増えそうなんだよ!」


「今のお給料じゃギリギリだわ…」


「付き合いも出来ないと給料だって上がらないんだぞ!」


強気な話し方は決して譲らないと言う意思表示だ。
此方が折れるしかない…


「わかったわ…いくら増やせば良い?」


「一万五千円位だが」


「そんなに…ッ…!
――――
わかったわ何とかする…」

私のホンの少しの小遣いと食費を削れば――


昨夜買ったランジェリー代痛いな…


洋服代…結子に話して待ってて貰おう…


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