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何処にでもいる悪女
第4章 婚外恋愛
始業時間 9時―


何時も30分前には事務所に入り、簡単な片付けをし花に水をあげ、湯をポットに入れる。


日課を終え机に座って紅茶を飲んでいると、何時も早い課長が出勤してきた。


「おはよう水島さん。ん!?何だか今日は雰囲気が違うね」


マジマジと見て課長が声をかけた。


「お早うございます…
髪型でしょうか!少し変えたので。」


「そうかな…?」


椅子に座った私を舐めるように眺め…胸元で視線を止めた。


その途端に目が合い、気まずそうに視線を反らした。

「コホン!…女性は女性らしく。ははは、良いもんだな」


恥ずかしさも有るものの私を見てくれた事が、嬉しかった。



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