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何処にでもいる悪女
第4章 婚外恋愛
その日を境にして、他人の私を見るめが変わっていった。
隣のデスクの若い女性にも魅力的になったと言われ、その事がまた私に自信を持たせた。
彼女は課のマドンナ的存在なのだ。
此までこちらに向けられた視線は、彼女へのものばかりだったが、今は私を見る男性も増えていた。
「水島さん、たまに食事でも如何ですか?」
年下の若い社員に誘われる事もある程だ。
恋をしている女性を美しくするのは、心の変化ばかりでなくこうした事の積み重ねなのだろうと思った。