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第5章 背徳

歩いてすぐのビジネスホテルの部屋。


課長はシャワーを使っている。


私はベッドの上に腰掛け彼を待つ…


課長は夫よりも年上とはいえ年齢を感じさせない均等の取れた体をしていた。


これからの行為は背徳…


課長の事は別に嫌いではない。寧ろ素敵な人だと思っていた。
罪悪感はあまり感じなかった…ただ、孝一さんの顔がちらついた。

彼を思って抱かれよう…


そんなことを思っていた。