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隣の若夫婦 ~禁断の愛の物語~
第1章 それは突然に・・・
その夜、俺は隣の部屋が気になって気になって仕方がない。
隣の部屋の寝室であろうと思う場所の近くの壁にへばり付いて、聞き耳をたてた。
しかし、会話など聞こえるはずもなく、仕方なく諦めた。
俺はベッドに入ったが、悶々とした気持ちで、なかなか眠りにつけないでいた。
どうしても聞きたい!俺の思いは募るばかりだ!
若い新婚夫婦の夜の営み、あの可愛い奥さんの喘ぎ声・・・
俺は一晩中色々と考え、ある作戦にたどり着いた。
それは、うちの会社で企画開発製造しているアロマディフューザーを、
新婚夫婦の寝室に置かせるという作戦だ。
具体的にはこうだ、寝室用の試作品としてアロマディフューザーを使ってもらい、
体験モニターに協力してもらうという話だ。
当然だが、アロマディフューザーには、超小型の高性能盗聴発信機を埋め込む。

俺は早速会社の倉庫から手ごろなアロマディフューザーを入手し、盗聴器も購入した。
元々技術屋出身の俺にとっては、機械の改造などお手の物だ。
そして、一日かけて盗聴器内臓の試作品に似せた、アロマディフューザーが完成した。
で、アロマディフューザーに付属させるアロマオイルは、我社が開発した本物の新作だ。
「心地よい貴方の眠りに寄り添う」というコンセプトの新作2種類をセットする。
これで準備は整った。あとは、これをどのタイミングで渡すかだが・・・
俺は2週間、隣の夫婦の行動パターンを観察し、分析を行った。
結果、平日の午前中はほぼ間違いなく、洗濯や掃除で奥さんだけが家にいることがわかった。
作戦を決行する日を月曜日の午前中と決めて、俺はその時を待った。
週明け、奥さんがベランダに洗濯物を干し終えたことを確認し、俺はブツを持って玄関を出た。
そして、隣の部屋の玄関のチャイムを鳴らした。
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