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はだか(年の離れた妹2)
第2章 旅行
「ごめん、えっちゃん…」
「え、なんで?w」
屈託のない笑顔を見せると、妹は僕の腕を掴んだ。その瞳は明るく、そして前を向いていた。ふたりでエスカレーターを降りると、そこには美味しいそうなものが並んでいた。恵津子は目を輝かせると、僕を急かして歩きはじめた。

たくさんの食糧とお酒、飲みものが入った紙袋を手に電車に乗ると、30分ほどで別の始発駅に着いた。僕たちが乗り換えるホームに上がると、既にお目当ての列車はドアが開いていた。興奮してはしゃぐ妹は切符とにらめっこしながら、今夜の部屋を探し当てた。個室の扉を開くと、目の前に2段のベッドがあった。上下のベッドには大きな窓があり、向こうのホームに通勤帰りの人たちの列が見えた。

「やば!結構いいじゃん!!」
「朝一で並んで予約…大変だったよw」
「うん、さすが兄ちゃん!w」
僕は狭い個室の床にキャリーバックを置き、リュックを下ろした。恵津子はリュックを背負ったままサンダルを脱ぐと、下段ベッドに足をかけ上段に手を掛けた。

「兄ちゃん、しゃがんで!」
「なんで?w」
「恵津子、上のベッドに登りたい!w」
子どものころからお転婆な妹も、さすがにそのまま上段には登れなかった。兄を踏み台にして上がろうとする妹に呆れながら、僕は壁際の階段を指さした。恵津子は舌を出しながら反省を示すと、勢いよく階段を上りはじめた。
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