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内密妊娠 今日だけはあなたの奥さん
第1章 内密妊娠 今日だけはあなたの奥さん
「お前は本来ならば俺の性のはけ口ですらない。何が悲しくて31にもなった事務員の女を抱かないといけない。これも日本の婚姻制度のせいだ」
「……」
「俺に|贖罪《しょくざい》をしろ。未来ある大学生を誘惑して身体で弁護士の妻の地位を得たことを恥じろ。そうでなければ黙って愛液を垂れ流していろ」
無表情で寝転んでいる私の眼前に雄々しい怒張を見せ付けながら、夫は憎悪に満ちた表情で私にそう告げた。
今から起こることは目覚めたまま見た悪夢だと思うことにして、意識をあえて遠のけた私はかつて過ごした日々を思い返した。
私が夫である|彰《あきら》に出会ったきっかけは、大学時代のテニスのサークル活動だった。
慶應大学法学部のテニスサークルに所属していた夫は日本女子大学家政学部に在籍する1学年下の学生だった私とインカレサークルの交流で知り合って、飲み会で彼とお互いの友人同士も含めて盛り上がった私はその日、彼に徒歩で自宅まで送ってもらうことになった。
その時20歳になったばかりでまだアルコールに慣れていなかった私は足取りもおぼつかない状況で、そんな私の肩を抱きながら彰はちょっとそこで休んでいこうかと言った。
彼の目線の先には路地裏にひっそりと建ったラブホテルがあって、泥酔していてもその言葉が意味することは私にも分かっていた。
行為の最中に酔いが回ってきた私にはその最中の記憶がなくて、彰がちゃんと避妊をしていたのかどうかは今となっては彼にしか分からない。
それからしばらくして私は突然の嘔気をきっかけに妊娠検査薬を使って、人生で初めての相手だった彼の子供を身ごもったことを悟った。
そして彰に再び連絡を取ろうと私がサークルの先輩に相談した時、私は彰が父親の親友の娘である大学の同級生と婚約していることを知った。
「……」
「俺に|贖罪《しょくざい》をしろ。未来ある大学生を誘惑して身体で弁護士の妻の地位を得たことを恥じろ。そうでなければ黙って愛液を垂れ流していろ」
無表情で寝転んでいる私の眼前に雄々しい怒張を見せ付けながら、夫は憎悪に満ちた表情で私にそう告げた。
今から起こることは目覚めたまま見た悪夢だと思うことにして、意識をあえて遠のけた私はかつて過ごした日々を思い返した。
私が夫である|彰《あきら》に出会ったきっかけは、大学時代のテニスのサークル活動だった。
慶應大学法学部のテニスサークルに所属していた夫は日本女子大学家政学部に在籍する1学年下の学生だった私とインカレサークルの交流で知り合って、飲み会で彼とお互いの友人同士も含めて盛り上がった私はその日、彼に徒歩で自宅まで送ってもらうことになった。
その時20歳になったばかりでまだアルコールに慣れていなかった私は足取りもおぼつかない状況で、そんな私の肩を抱きながら彰はちょっとそこで休んでいこうかと言った。
彼の目線の先には路地裏にひっそりと建ったラブホテルがあって、泥酔していてもその言葉が意味することは私にも分かっていた。
行為の最中に酔いが回ってきた私にはその最中の記憶がなくて、彰がちゃんと避妊をしていたのかどうかは今となっては彼にしか分からない。
それからしばらくして私は突然の嘔気をきっかけに妊娠検査薬を使って、人生で初めての相手だった彼の子供を身ごもったことを悟った。
そして彰に再び連絡を取ろうと私がサークルの先輩に相談した時、私は彰が父親の親友の娘である大学の同級生と婚約していることを知った。

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