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ハートのエース
第3章 ダイヤのクイーン
あたしは・・・
自分が思っているよりヒロくんにとって子供なんだと思う。
「大人」の恋愛ってわからない。

あんなふうに目の前で「妹」と宣言されたにもかかわらず
それでも、追って来てくれるもんだと思ってた。
あたしが携帯の電源を切ったとしても
家の電話に電話してくるとか
どうにかしてあたしに連絡を取ろうとすると思ってた。

あたしにとってそれほど「エッチをした」ということは
一大イベントだったし
成り行きのようでも、一大決心だった。

でも・・・
経験もあって、エッチも一大決心じゃないヒロくんには
あたしという存在自体が、たいしたことないのかも。
結局、その日、
ヒロくんはうちには来なかったし
家の電話が鳴ることはなかった。

あたし一人が布団の中でいつまでも泣いていただけ。

ヒロくんにとって・・・
あたしとのエッチは本当にお兄ちゃんを待っているあいだの
ゲームより楽しい暇つぶしだったのかな。

翌日、腫れた目をして学校に行ったあたしを
あずさとダイスケは顔を見合わせただけで
何も言わなかった。





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