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ハートのエース
第4章 ハートのクイーン
「お、お兄ちゃん高校生だったのに随分大人な発言だね・・・」
「つーか、マサは極度のシスコンだから・・・
それまでに俺が心変わりすると思ったんだろ」
「えぇ!シスコン?」
あたしは驚いて布団からガバっと顔を出した。
「有名だよ。マサのシスコンぶり。
同級生が女子高生の妹を紹介しろって言うと
逆ギレするぐらい。
リカの『マサの妹だったんだ』ってそーゆー意味」
あの、お兄ちゃんが?
いつもあたしのこと小馬鹿にして
からかって憎たらしいのに?
「今、マサにばれたらオレは約束を破ったことになるし
もうこの家に入れてもらえなくなったらナオにも会えなくなると思った」
「おい!ナオ!エッチしたのか?答えろ!ナオ!!」
廊下で激しくドアを叩くお兄ちゃんの声が
耳の遠くで聞こえていた。
「だから。マサにはエッチしたこと知られたくなかったんだよ・・・」
ドアを叩き続けるお兄ちゃんに苦笑してヒロくんが言った。
「つーか、マサは極度のシスコンだから・・・
それまでに俺が心変わりすると思ったんだろ」
「えぇ!シスコン?」
あたしは驚いて布団からガバっと顔を出した。
「有名だよ。マサのシスコンぶり。
同級生が女子高生の妹を紹介しろって言うと
逆ギレするぐらい。
リカの『マサの妹だったんだ』ってそーゆー意味」
あの、お兄ちゃんが?
いつもあたしのこと小馬鹿にして
からかって憎たらしいのに?
「今、マサにばれたらオレは約束を破ったことになるし
もうこの家に入れてもらえなくなったらナオにも会えなくなると思った」
「おい!ナオ!エッチしたのか?答えろ!ナオ!!」
廊下で激しくドアを叩くお兄ちゃんの声が
耳の遠くで聞こえていた。
「だから。マサにはエッチしたこと知られたくなかったんだよ・・・」
ドアを叩き続けるお兄ちゃんに苦笑してヒロくんが言った。