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第1章 ハートのジャック

あまりに早い展開に
初心者のあたしはついて行けないよ。

乳首を舐められてあまがみされる。
身体が震えた。
首筋にキスをされて
愛おしいものでも触るように胸を触られる。

「あ・・・あ・・ぁ・・・ぁあっん」

自分の声が自分じゃないみたいで
手の甲で口を抑えると、ヒロくんがその手を優しくどかす。

「声をきかせて。ナオの声久しぶり」

既に余計なことなんか1つも考えられなくなったあたしの中心に
ヒロくんはそっと右手の中指を
下着の上からなぞった。

「ナオ・・・濡れてる・・・」

わざわざ耳元でそんな風にいうから
あたしは自分でもわかるくらい赤くなった。

神業？ってぐらい、鮮やかな手つきで
あたしの下着を脱がして
直接触られるともう、何も考えられなかった。

「んぁぁぁ」