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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第8章 女策士と男の覚悟(前編)
【女策士と男の覚悟(前編)】

「はい、これ!集計完了です」
ぽんと、データを一枚にまとめた紙を係長に提出する。係長はそれを一瞥すると、うんと頷いた。

「お、早かったね。ありがとう軽部さん」
「いいえ!」
そう答えて、席に戻りかけた時、別の方からまた声がかかる。会計担当の三上くんからだった。

「軽部さん、この間の納品書の件で、ちょっといいですか?」
「あ、はーい!」

ぱたぱたと納品書が綴られたファイルを片手に三上くんの席に急いだ。納品書の記載事項の簡単な確認だったので、あっという間に要件は片がつく。

よし、じゃあ、次の仕事はっと・・・。

そう思った時、丁度、昼休みを知らせるチャイムが鳴る。
はっと気づいて時計を見ると、時計の秒針が丁度12の針を通り過ぎるところだった。

もうお昼か・・・。

「なんだか調子良さそうね〜ゆらちゃん」
隣のえっちゃんに声をかけられた。見ると何やら意味ありげにニヤニヤと笑っている。

えっちゃんからはつい先日までは『軽部さん』と呼ばれていた気がするが、例の『岸田さん出張事件』(命名:ゆら)の一件以降、なんだか急に親しくなった気がする。

なんとなく、ゆらちゃん、えっちゃんと呼びあえる仲になっていた。

友人が少ない私としてはこれもまた嬉しい変化だと言える。

「え・・・別に、普通じゃないかな・・・」
ちょっとのその笑顔に不穏なものを感じた私は、会話を切り上げるべく、『お昼を・・・』と腰を浮かしかけたのだが、がしっと腕を掴まれてしまう。

「やっぱり、彼とうまくいったからかな〜〜〜?」
ふふふふふ・・・

口には含み笑い、目には好奇心を宿したその様子に、私は早々に逃げられないと悟る。
えっちゃんの女子力はとてつもなく高い。
化粧や服装のちょっとした変化を捉えられ、『今日はデート?』と言い当てられたことが度々あった。

どうやらえっちゃんにとっては、恋愛話というのは大好物の話題のひとつらしい。そして、目下、彼女が興味津々なのが、私と岸田さん・・・素直さんとの恋愛模様のようなのである。

なので、こうして事あるごとに進展を聞きたがってくるのだった。
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