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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第9章 女策士と男の覚悟(後編)
などと不埒なことを考えている内に、隣でお詣りしていた彼が動く気配がしたので、慌てて切り上げることにした。
『とにかく・・・ずっと仲良くいられますように!』
そんなこんなで、お詣りを終えた後、社務所に立ち寄る。ご祈祷を受けなかったので、ここで『厄除け』のお守りを頂戴しようと言ってみた。
ただ、厄除けのお守りと言っても数種類ある。
黒い布袋に勇壮な馬の絵があしらわれている平将門のお守り
金色のカード型で財布などに入れて持ち歩ける、やはりこちらも平将門のお守り
あとは赤と青の布袋のシンプルなお守り
そして、いわゆる御札型のお守りなどなど・・・。
どれがいいの?と聞いたところ、少し迷った挙げ句、彼が指さしたのは一番シンプルな布袋のお守りだった。少し丸みを帯びた小さめのお守りで、可愛らしい金の鈴がひとつついている。
色も何種類かあって迷っているようだった。
「色・・・は、もしよければ選んでくれないか?」
なんて言われたので、私は赤を選んだ。
なんとなく、赤い方が力強いし、効果がある・・・ような気がしたからだった。
「へへ・・・、厄除け、効果あるといいね」
「ん?ああ・・・多分あるよ」
ん?
多分ある・・・って、どういう意味だろう。
「なんで御利益あるって分かるの?」
聞いてみると、彼はすっと目を逸らす。
何となく分かってきたが、こういうときの彼は、なんかちょっと気障なことを考えているみたいなのだ。
「え?なになに?どうして?」
将門のパワーだからとか、そんな中二病みたいなことを考えているのだろうか?
だとしたらちょっとかわいい。
「や、・・・だから」
ナントカだから、とぼそっと呟いていたが、声が小さすぎてはっきりと聞こえなかった。
なので、なおも聞くと、一言、
「ゆらさんが選んでくれたから」
と言われ、不意打ちを食らった私の方が今度はさらに顔を赤らめることになってしまう。
そしてもちろん、ここでもふたりして御朱印をいただいた。
残念ながら神田明神も書き置きのものしかないとのことだった。
さて、神田明神の後は、次の目的地に向けて、まずは湯島聖堂を左手に見ながら、JR御茶ノ水駅までお散歩である。大学や予備校が林立するエリアを抜け、神田川にかかる聖橋を渡るとそこはもう、JR御茶ノ水駅だ。
『とにかく・・・ずっと仲良くいられますように!』
そんなこんなで、お詣りを終えた後、社務所に立ち寄る。ご祈祷を受けなかったので、ここで『厄除け』のお守りを頂戴しようと言ってみた。
ただ、厄除けのお守りと言っても数種類ある。
黒い布袋に勇壮な馬の絵があしらわれている平将門のお守り
金色のカード型で財布などに入れて持ち歩ける、やはりこちらも平将門のお守り
あとは赤と青の布袋のシンプルなお守り
そして、いわゆる御札型のお守りなどなど・・・。
どれがいいの?と聞いたところ、少し迷った挙げ句、彼が指さしたのは一番シンプルな布袋のお守りだった。少し丸みを帯びた小さめのお守りで、可愛らしい金の鈴がひとつついている。
色も何種類かあって迷っているようだった。
「色・・・は、もしよければ選んでくれないか?」
なんて言われたので、私は赤を選んだ。
なんとなく、赤い方が力強いし、効果がある・・・ような気がしたからだった。
「へへ・・・、厄除け、効果あるといいね」
「ん?ああ・・・多分あるよ」
ん?
多分ある・・・って、どういう意味だろう。
「なんで御利益あるって分かるの?」
聞いてみると、彼はすっと目を逸らす。
何となく分かってきたが、こういうときの彼は、なんかちょっと気障なことを考えているみたいなのだ。
「え?なになに?どうして?」
将門のパワーだからとか、そんな中二病みたいなことを考えているのだろうか?
だとしたらちょっとかわいい。
「や、・・・だから」
ナントカだから、とぼそっと呟いていたが、声が小さすぎてはっきりと聞こえなかった。
なので、なおも聞くと、一言、
「ゆらさんが選んでくれたから」
と言われ、不意打ちを食らった私の方が今度はさらに顔を赤らめることになってしまう。
そしてもちろん、ここでもふたりして御朱印をいただいた。
残念ながら神田明神も書き置きのものしかないとのことだった。
さて、神田明神の後は、次の目的地に向けて、まずは湯島聖堂を左手に見ながら、JR御茶ノ水駅までお散歩である。大学や予備校が林立するエリアを抜け、神田川にかかる聖橋を渡るとそこはもう、JR御茶ノ水駅だ。

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