この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第9章 女策士と男の覚悟(後編)
思わず見とれてしまっていたが、思い直して、ちらっと素直さんの方を見る。
なんだか、ちょっと厳しい顔をしている・・・かも?

「えーと・・・やっぱり食べるのない?」
なんて聞いてみると、
「いや、なんか、落ち着かなくてな・・・」
と。

どうやらメニューどうこうというよりは、このお店の雰囲気に押されているようだった。
確かに、40超えの男性にとって、このフェミニンさは若干きついかもしれない。

結局、私はミックスパンケーキとコーヒーを
彼はあれこれ考えた挙げ句、グレープフルーツジュースを頼んでいた。

お皿の上にお花が咲いたようなパンケーキと、しぼりたての果汁100%のグレープフルーツジュースが程なく運ばれてくる。

ここでちょっと、私はしてみたいことがあった。
バレないように2〜3回深呼吸をする。

よし・・・行け・・・ゆら!

「あのさ・・・これ、ちょっと食べてみる?」
まだ口をつけていないパンケーキを少し切り分けて見せた。

そして・・・
ぐっと、右手のフォークを握る手に力がこもる。

「そ、その代わり、それちょっとちょうだい?」

よし、言えた!!
一回、やってみたかったんだ、これ。
『それ、ちょっとちょうだい』ってやつ。

女の子同士なら結構、気軽にやるやつだ。
でも、私にとって、男性に『ちょっとちょうだい』をするのは、これが初めてだったりする。

「ん・・・ああ、いいぞ」
ほれ、とストローを差し出してくれた。

へへへ、やった〜

ちゅっと、ジュースを吸い込むと、ほろ苦い味が口に広がる。
その味もさることながら、なんとなくまた一歩近づけた感じがして、私にとってはそっちのほうが嬉しかった。

彼も私のパンケーキを頬張って、『うわ・・・やっぱりあれだけ金とることはあるな・・・』と妙な感心の仕方をしていた。

そして、やっぱり甘かったのか、そのままジュースをちゅーっと吸っていた。

わ・・・間接キスだ〜♡

この年になって、しかもこの前、ガチでキスしておいて、今更、間接キスもないものだ。でも、これはこれでまた、密かに嬉しいことのひとつなのである。
喪女としては。

なんだかきっと私はとてもニコニコしていたのだろう。
「それよっぽど好きなんだな〜」
なんて、言われる始末だった。
/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ