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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第9章 女策士と男の覚悟(後編)
思わず見とれてしまっていたが、思い直して、ちらっと素直さんの方を見る。
なんだか、ちょっと厳しい顔をしている・・・かも?
「えーと・・・やっぱり食べるのない?」
なんて聞いてみると、
「いや、なんか、落ち着かなくてな・・・」
と。
どうやらメニューどうこうというよりは、このお店の雰囲気に押されているようだった。
確かに、40超えの男性にとって、このフェミニンさは若干きついかもしれない。
結局、私はミックスパンケーキとコーヒーを
彼はあれこれ考えた挙げ句、グレープフルーツジュースを頼んでいた。
お皿の上にお花が咲いたようなパンケーキと、しぼりたての果汁100%のグレープフルーツジュースが程なく運ばれてくる。
ここでちょっと、私はしてみたいことがあった。
バレないように2〜3回深呼吸をする。
よし・・・行け・・・ゆら!
「あのさ・・・これ、ちょっと食べてみる?」
まだ口をつけていないパンケーキを少し切り分けて見せた。
そして・・・
ぐっと、右手のフォークを握る手に力がこもる。
「そ、その代わり、それちょっとちょうだい?」
よし、言えた!!
一回、やってみたかったんだ、これ。
『それ、ちょっとちょうだい』ってやつ。
女の子同士なら結構、気軽にやるやつだ。
でも、私にとって、男性に『ちょっとちょうだい』をするのは、これが初めてだったりする。
「ん・・・ああ、いいぞ」
ほれ、とストローを差し出してくれた。
へへへ、やった〜
ちゅっと、ジュースを吸い込むと、ほろ苦い味が口に広がる。
その味もさることながら、なんとなくまた一歩近づけた感じがして、私にとってはそっちのほうが嬉しかった。
彼も私のパンケーキを頬張って、『うわ・・・やっぱりあれだけ金とることはあるな・・・』と妙な感心の仕方をしていた。
そして、やっぱり甘かったのか、そのままジュースをちゅーっと吸っていた。
わ・・・間接キスだ〜♡
この年になって、しかもこの前、ガチでキスしておいて、今更、間接キスもないものだ。でも、これはこれでまた、密かに嬉しいことのひとつなのである。
喪女としては。
なんだかきっと私はとてもニコニコしていたのだろう。
「それよっぽど好きなんだな〜」
なんて、言われる始末だった。
なんだか、ちょっと厳しい顔をしている・・・かも?
「えーと・・・やっぱり食べるのない?」
なんて聞いてみると、
「いや、なんか、落ち着かなくてな・・・」
と。
どうやらメニューどうこうというよりは、このお店の雰囲気に押されているようだった。
確かに、40超えの男性にとって、このフェミニンさは若干きついかもしれない。
結局、私はミックスパンケーキとコーヒーを
彼はあれこれ考えた挙げ句、グレープフルーツジュースを頼んでいた。
お皿の上にお花が咲いたようなパンケーキと、しぼりたての果汁100%のグレープフルーツジュースが程なく運ばれてくる。
ここでちょっと、私はしてみたいことがあった。
バレないように2〜3回深呼吸をする。
よし・・・行け・・・ゆら!
「あのさ・・・これ、ちょっと食べてみる?」
まだ口をつけていないパンケーキを少し切り分けて見せた。
そして・・・
ぐっと、右手のフォークを握る手に力がこもる。
「そ、その代わり、それちょっとちょうだい?」
よし、言えた!!
一回、やってみたかったんだ、これ。
『それ、ちょっとちょうだい』ってやつ。
女の子同士なら結構、気軽にやるやつだ。
でも、私にとって、男性に『ちょっとちょうだい』をするのは、これが初めてだったりする。
「ん・・・ああ、いいぞ」
ほれ、とストローを差し出してくれた。
へへへ、やった〜
ちゅっと、ジュースを吸い込むと、ほろ苦い味が口に広がる。
その味もさることながら、なんとなくまた一歩近づけた感じがして、私にとってはそっちのほうが嬉しかった。
彼も私のパンケーキを頬張って、『うわ・・・やっぱりあれだけ金とることはあるな・・・』と妙な感心の仕方をしていた。
そして、やっぱり甘かったのか、そのままジュースをちゅーっと吸っていた。
わ・・・間接キスだ〜♡
この年になって、しかもこの前、ガチでキスしておいて、今更、間接キスもないものだ。でも、これはこれでまた、密かに嬉しいことのひとつなのである。
喪女としては。
なんだかきっと私はとてもニコニコしていたのだろう。
「それよっぽど好きなんだな〜」
なんて、言われる始末だった。

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