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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第9章 女策士と男の覚悟(後編)
☆☆☆
リーベルで少しゆっくりし、16時を大分、回った頃、私達は東京大神宮に到着した。

東京大神宮とは明治時代に作られた、伊勢神宮の東京における遥拝所なのだそうだ。遙拝所とは、実際に伊勢神宮に行けない人がお参りする場所・・・言ってみれば、『区役所に行く変わりになる出張所』みたいなものである。

なので、御祭神は当然のごとく伊勢神宮の内宮と同じ『天照大神』、そして外宮に祀られている『豊受大神』である。境内には衣食住の神様とされる『飯富稲荷神社』も祀られていた。

ここが今日、私が用意したツアーの最後。最後の神社である。
いつもなら、ここでお詣りの前に神社談義をするところだけど、今回は敢えてパス。さ、行こうと手水舎に彼を誘う。

いつも通り手と口を濯ぐ。
そして、本殿。

心を込めて、二拝し、大きく二つ柏手を打つ。

この柏手というのは、神様に『私はここにいますよ』とお知らせする働きがある、と聞いたことがある。昔の人はすれ違う時に柏手を打ったそうだ。そうやって互いの存在を、互いの魂を相手のそれに響かせる。

だから、私も心を込める。

神様に、響きますように。
あなたに、響きますように・・・。

そして、深く深く、お辞儀をする。

伊勢の神様・・・天照大御神様・・・
私を・・・見守ってください。
私の想いがちゃんと、つながりますように・・・。

お祈りが終わり、つと顔を上げると、彼と目があった。
それでなんだかドキンとしてしまうが、彼の方は、自然に笑っただけだった。

「社務所に行こう」

彼を誘う。
東京大神宮の社務所には、それこそ本当の意味で色とりどりのお守りがある。
普通の御札のようなものももちろんあるし、いわゆる袋型のお守りもある。変わり種としては、1月から12月までの誕生花をあしらった『花守り』や桜や若葉、紅葉などの模様の『四季守り』、中にはキティちゃんが描かれた『キティ守り』なんていうのもあった。

おおよそお守りと思って想像するようなご利益のものは一通り揃っている、そんな感じである。

「御朱印ももらえるみたいだな」
東京大神宮も御朱印はシンプルだった。角印に東京大神宮と墨字で書かれるものだ。

しっかりと2人分、書いてもらうことができた。
ゆっくり境内を見ていたせいか、御朱印受付締め切りギリギリの17時に滑り込んだ感じだった。
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