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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第9章 女策士と男の覚悟(後編)
「今日さ、バレンタインだから・・・」
その言葉は多分、風に紛れたりしないで、彼の耳元まで届いたと思う。

そして、後ろ手に持っていた、プレゼント・・・えっちゃんの助力を得たとは言え、初めて自分で作った手作りのチョコを『はい』と彼の前に差し出した。

『Be My Valentine♪』

そうしたためられたカードがちらりと見えている。

「その・・・私の彼氏になってくれて・・・あ、ありがとう」

言えた!

この瞬間、心の中、小さい私が輪になって万歳をしていた。
チラチラとスパンコールのような紙吹雪まで飛んでいるようだった。

やった!やったよ!!
できたよ、えっちゃん・・・私にも、できた!!

心の中の小さい私が互いに互いを称え合っている。
中には涙を流している子までいる。
今日一日の演出はこの一瞬のためにあったと言っても過言ではない。

彼も感動してくれている・・・みたいだった。
じっと、私が書いたカードを見つめている。

そして、その裏を見て、目を見張っていた。
なんだか、顔が赤くなっているのは・・・きっと、彼も手作りのプレゼントだとは思ってもみなかったからだろう。

そして、もう一度表を見て、私の方を見つめてくる。
その表情は、なんだか驚きと戸惑いと・・・その奥にたくさんの喜びがあるように、私には見えた。

「こ・・・これって・・・」

手まで震えている。そんなに・・・そんなに嬉しかった!?

良かった・・・やっぱり手作りにして正解だったよ!

ちょっと自慢したい気持ちもあって、私はたまらずに言っていた。
「ねえ、ねえ・・・中も見て!」

あ・・・ああ・・・

こころなしか彼の手が震えている気がした。
若干おぼつかない手つきで、リボンを外し、『Happy Valentine』と書かれたシールを外す。そして、中を見て、目をぎゅっと閉じて、ケースの持ち手の当たるところを握りしめた。更に言えば背中までぷるぷると震えている。

え・・・そんなに・・・?
そこまで嬉しかった?

ちょっと意外なほど反応が大きくて、ちょっと心配になってきた。
もしかしたら、素直さん、これまで女子に手作りチョコとかもらったことがなくて、人生初のことにものすごい喜びが胸の奥から爆発している・・・とか?

だとしたら、本当に良か・・・
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