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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第9章 女策士と男の覚悟(後編)
「ゆらさん!!」
彼が突然大きな声を出したので、私はびくん、としてしまった。
「すんません、俺、不甲斐なくて!
女の子に、ここまで言わせちゃうなんて!!
分かりました・・・もう大丈夫です。
この後は・・・この後は、俺に任せてください!!」
は?
突然の素直さんのテンションの上り具合に私の理解がついていかない。
『ここまで言わせて』?
『もう大丈夫』??
どゆこと?
「ちょっとだけ時間をください!
すぐに調べますから!!」
そう言って、彼はスマホを取り出すと、手にしたフィナンシェを置く場所がないことに気づき、『すんません、これ持っててもらっていいですか?』と私に預けてきた。
そして、猛烈な勢いでスマホで何かを調べ始める。
え?
一体・・・何が起きたの?
私のフィナンシェ、そんなに感動したのかな??
すっと、目線を預かったお菓子に落とした。
そこにあるカード。
私が書いたカード。
そこにはこう書かれていた。
『プレゼントは私♡』
ええっ!どういうこと!?
何度見ても、それは確かに私が書いた文字だった。
でも・・・
『プレゼントは私が
作ったチョコよ』
の『が』の部分に♡のシールが貼られており、そして、『作ったチョコよ』の文字は見事に消されていた。
ふ・・・フリクションだったのかあ!!!
そして、更に恐ろしいことに、フィナンシェの上にあるのは、可愛いらしいイチゴのパッケージに入っているものの、それは、まごうことなきコンドーム!
しかも3つも!?
たらりと、背筋に汗が垂れる。
「ゆらさん!待っててくださいね!!絶対、絶対!最高の夜にしますからああ!!!」
目の前で必死にスマホで何やら調べている素直くん。
名前の通り、本当に・・・素直だ。
軽いめまいがする。
魔法っつーのは、このことだったのかあ!
そう思っても後の祭りである。
ここに来て私はやっと気がついた。
今日、策士だったのは、私ではなかったのである。
えっちゃん・・・
ボーゼンと見上げる初春の夕暮れに、えっちゃんのニヤリとした笑顔が・・・見えたような気がした。
彼が突然大きな声を出したので、私はびくん、としてしまった。
「すんません、俺、不甲斐なくて!
女の子に、ここまで言わせちゃうなんて!!
分かりました・・・もう大丈夫です。
この後は・・・この後は、俺に任せてください!!」
は?
突然の素直さんのテンションの上り具合に私の理解がついていかない。
『ここまで言わせて』?
『もう大丈夫』??
どゆこと?
「ちょっとだけ時間をください!
すぐに調べますから!!」
そう言って、彼はスマホを取り出すと、手にしたフィナンシェを置く場所がないことに気づき、『すんません、これ持っててもらっていいですか?』と私に預けてきた。
そして、猛烈な勢いでスマホで何かを調べ始める。
え?
一体・・・何が起きたの?
私のフィナンシェ、そんなに感動したのかな??
すっと、目線を預かったお菓子に落とした。
そこにあるカード。
私が書いたカード。
そこにはこう書かれていた。
『プレゼントは私♡』
ええっ!どういうこと!?
何度見ても、それは確かに私が書いた文字だった。
でも・・・
『プレゼントは私が
作ったチョコよ』
の『が』の部分に♡のシールが貼られており、そして、『作ったチョコよ』の文字は見事に消されていた。
ふ・・・フリクションだったのかあ!!!
そして、更に恐ろしいことに、フィナンシェの上にあるのは、可愛いらしいイチゴのパッケージに入っているものの、それは、まごうことなきコンドーム!
しかも3つも!?
たらりと、背筋に汗が垂れる。
「ゆらさん!待っててくださいね!!絶対、絶対!最高の夜にしますからああ!!!」
目の前で必死にスマホで何やら調べている素直くん。
名前の通り、本当に・・・素直だ。
軽いめまいがする。
魔法っつーのは、このことだったのかあ!
そう思っても後の祭りである。
ここに来て私はやっと気がついた。
今日、策士だったのは、私ではなかったのである。
えっちゃん・・・
ボーゼンと見上げる初春の夕暮れに、えっちゃんのニヤリとした笑顔が・・・見えたような気がした。

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