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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第10章 バレンタインと甘い夜
【バレンタインと甘い夜】

じゃーじゃーと浴室から勢いのいいシャワーの音がする。
ほんのりと温かい、ホテルの一室。

私はその部屋のソファに、真っ白いバスローブ一枚の姿でちょん、と腰を掛けていた。

ドッドッドッドッ・・・・

心臓が耳元まで登ってきたのではないかと思うほどの鼓動が体内に響いている。まるで頭の血管自体がどくどくと脈打ってしまっているのではないかと思うほどだった。

もう一度、ぐるりと部屋を見渡す。

正面には大きな壁掛けの液晶テレビ
その前に応接セットがあり、ウェルカムドリンクだろうか、ワインクーラーに入ったスパークリングワインがある。部屋はブラウンを基調とした壁紙に、同系色の高級感のある毛足の長い絨毯が敷かれており、淡い間接照明があったかい感じを演出している。

左手に目をやると、そこにはダブルを超えて、キングサイズというのだろうか・・・二人で寝たとしても余裕があるような大きめのベッドがあり、ベッドボードには照明やら空調やらを操作できるパネルが据えられていた。

ホテル・ディープフォレスト

新宿御苑近くに位置する、いわゆるラブホテル・・・というやつだった。

ここに来る前に、神楽坂のフレンチレストランで夕食を頂いたらしい。
らしい、と言っているのは、そのあたり最早私は何を食べたかわからないくらい、頭がいっぱいだったからだ。

何って・・・その後のことで、である。

えっちゃんの『策略』は、ハマりすぎるくらいに彼にハマってしまった。
彼としては、なかなか進展をさせない自分に業を煮やした私が、手作りのチョコレートをあげるという体で、情熱的な一夜を求めてきた、と完全に信じ込んでいるのだ。

もちろん、今更、それは違う・・・なんて言えるはずもない。

そのまま彼に手を引かれるがままに、神楽坂を登り、お店に入り、ぽやぽやしたまま、よく味のわからない、それなりにお高そうなフレンチを頂いたのである。

そして、ここまで来るのも、タクシーで直行。

『ゆらさん、先にシャワー入りますよね?』
なんて言われてしまい、そのままシャワーを浴びて(浴びさせられて?)・・・で、今に至る、というわけだ。
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