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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第1章 妄想女と不器用男
俺はこれまでのAIの回答、そして、自身の経験と、あの時の思い出を込めたライン送信文案を作成した。

出来栄えは、なかなか良いように思う。
ちゃんと気遣いも、できてる・・・かな?

送信ボタンに指をかけ、しばし迷う。
そして、ちょっとだけ息を詰めて・・・
送信→っと。

はあああああっ・・・

送信したメッセージが画面にしゅぽっと現れるのを確認する。大したことをしていないはずなのに、終わるとぐったり疲れてしまう。そのままスマホを枕元に投げ出してごろりと横になった。

本当はもっと早く誘いたかったんだけど・・・、なんだかんだ考えている内に正月休みが終わってしまった・・・。
こんなことばっかりやってるからダメなんだよな、俺。

でも、今回は、せっかく縁結びの樹が結んでくれた縁だ。なんとか・・・できるといい。
返事・・・、来るといいな・・・。

俺は、あの時あった御朱印女・・・軽部ゆらの顔を思い出していた。
こんな40過ぎの男から誘われて、嫌な思いをしないだろうか・・・?

そんなことを考えながら、一呼吸置いて、追加のメッセージ(さっき、AIから提案があった『気遣い』の部分だ)を送信→。

しばらく待ってみる。

『既読』

あ・・・既読ついた。

待つ・・・待つ・・・でも、数分しても返事が来ない。

こ、これが噂の既読スルー!?
いやまて、落ち着け素直。なにか忙しいのかもしれない。
風呂に入ってるのかもしれない。

そんなふうに思う。そして、本当は、返事を待った方がいいのだろうけど、これで返事が来なかったらしばらく立ち直れないかもしれないと思った俺は、いっそのことと、スマホを寝床から離すことにした。

そうだ・・・ダメだったら、それでもともと。
もともとだ。

そんなことを考えながら、寝床にごろりと横になる。じっとしていると、どうしてもあれこれ考えてしまう。紛らわすためにゴロゴロゴロ・・・寝られないかも・・・そんなふうに一瞬思ったが、普段やりつけないことをしたせいもあっただろう。あまりの疲労感に、いつの間にか俺の意識はすっと闇に飲み込まれていたようだった。
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