この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第5章 別れのホームと初めての・・・
「へえ・・・そういやあちこちで見るな」
「でしょでしょ?うん、お稲荷さんはもともと、豊作を願う『稲荷神』っていう神様を祀ってたんだけど、それが『宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)』っていう神様といっしょになって今に至るんだよね。あの狐は、その稲荷神の『お使い』なんだよ」
そうなんだ、俺はてっきり狐が神様なんだと・・・いや違うから・・・こんな感じで、私の神社うんちくにもあれこれ頷いてくれたり、感心して見せてくれたり、ときにはツッコミを入れてくれたり・・・。こんなテンポの良いおしゃべりは、私をとても幸せな気分にした。
「おっと・・・そろそろ行かなくちゃな」
そんな話をしている内に、あっという間に新幹線の時間が近くなったみたい。彼が腕時計を見て、時間を確かめた。
彼がカードで会計を済ませてしまったので、結局、このお寿司がおいくらだったのか、私にはわからなかった。でも多分、ひとり頭5〜6千円はくだらなかったに違いない。
私も時計を見る。
彼が乗る新幹線の出発時刻は20時、今は19時35分。
十分に間に合う時間だった。
グランスタを抜け、緑色の新幹線のピクトグラムが目印の東北新幹線の改札までやってくる。名残惜しいけれど、これでしばらくお別れである。
新幹線改札の前でもう一度バイバイをした。
「行ってらしゃい。気をつけて・・・」
私が軽く手を振ると、彼もまた、手をふるふると振りながら改札に吸い込まれていく。その後姿を見送って、はあ、とため息。
あーあ、行っちゃったなー。
しょうがない、帰るか・・・踵を返そうとした時、彼が急にこちらを振り向いて叫ぶよう言った。
「しまったぁ!!!」
「でしょでしょ?うん、お稲荷さんはもともと、豊作を願う『稲荷神』っていう神様を祀ってたんだけど、それが『宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)』っていう神様といっしょになって今に至るんだよね。あの狐は、その稲荷神の『お使い』なんだよ」
そうなんだ、俺はてっきり狐が神様なんだと・・・いや違うから・・・こんな感じで、私の神社うんちくにもあれこれ頷いてくれたり、感心して見せてくれたり、ときにはツッコミを入れてくれたり・・・。こんなテンポの良いおしゃべりは、私をとても幸せな気分にした。
「おっと・・・そろそろ行かなくちゃな」
そんな話をしている内に、あっという間に新幹線の時間が近くなったみたい。彼が腕時計を見て、時間を確かめた。
彼がカードで会計を済ませてしまったので、結局、このお寿司がおいくらだったのか、私にはわからなかった。でも多分、ひとり頭5〜6千円はくだらなかったに違いない。
私も時計を見る。
彼が乗る新幹線の出発時刻は20時、今は19時35分。
十分に間に合う時間だった。
グランスタを抜け、緑色の新幹線のピクトグラムが目印の東北新幹線の改札までやってくる。名残惜しいけれど、これでしばらくお別れである。
新幹線改札の前でもう一度バイバイをした。
「行ってらしゃい。気をつけて・・・」
私が軽く手を振ると、彼もまた、手をふるふると振りながら改札に吸い込まれていく。その後姿を見送って、はあ、とため息。
あーあ、行っちゃったなー。
しょうがない、帰るか・・・踵を返そうとした時、彼が急にこちらを振り向いて叫ぶよう言った。
「しまったぁ!!!」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


