この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第7章 名前呼びとすれ違い
☆☆☆
舞台はそうね・・・デートして、ディナーが終わっての帰り道。暗い公園をなんとなくブラブラとしているところね。
それで、ちょっといい雰囲気になったとき、私の方から、彼を呼び止めるの・・・。

『ねえ』
『ん?なんだ?』

白銀のLEDライトが暗闇を切り取っている。
森閑とした公園で、私達はふたりきり、見つめ合っている。

『今日は楽しかった』
『お・・・おう・・・』

突然、私が改まって『楽しかった』なんて言ったものだから、彼は若干戸惑ってしまったようだった。でも、このまま行ったら、またいつも通りバイバイになっちゃう。だから・・・

私は、少しだけ顔を伏せて、息を整える。
やっぱり緊張するけれども、でも、言いたいから・・・そう、したいから。

意を決して、彼の顔を再びしっかりと見つめた。
思いを込めて・・・私の小説の主人公みたいに・・・好きの気持ちをたくさんたくさん詰め込んで。

『でね・・・私、私のことお名前で・・・呼んでくれたら嬉しいなって』
私は一歩、前に出る。彼の手をきゅっと握りしめて、もう一度・・・

『ゆら・・・って・・・呼んで欲しいの。あなただけには・・・』

☆☆☆
きゃあ♡

自分の妄想で赤面しそうになってしまう。
こんなの・・・こんなの、果たして私は真顔で言えるのだろうか!?
でも、でも・・・これね。こ、これしかないわ!

次のデートは2月6日金曜日である。

待ってなさい!私の作家の構成力を持って・・・最高のシチュエーションで名前呼びをさせてあげるんだから!!

帰りの東京メトロ車内、平日月曜日の夕方から、何やら怪しげなオーラを纏いつつブツブツと言っている地味女は、若干他の乗客から遠巻きにされているのに、気づくことはなかったのであった。
/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ