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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第7章 名前呼びとすれ違い
「あのお・・・」
軽部さんが恐る恐る口を開く。
「多分、あっちから行ったほうが近い・・・んじゃないかなあ・・・って」

結局・・・俺は、軽部さんに案内される形で新宿ビル街にたどり着くことになった。

「すいません、俺、迷っちゃって。
 それにしても、詳しいんですね新宿。」

ちょっと、いや・・・大分、情けない。

「いや、えっと、たまたま・・・たまたま小説を・・・」
「え?小説?」
「あ!いや・・・えっと、小説で読んだんです!で、こう・・・道順とかが何となくイメージできたっていうか・・・はははは・・・」

そ、そうか・・・!
女性心理の論文で『女性は男性より空間構成能力やイメージ力が高い』とあったのはこういうことか・・・つまり、彼女は小説の文章から立体空間を再構成し、その中での道順をイメージにより把握して・・・くぅっ!・・・不覚だった・・・。

「すごいですね」

とりあえずそんな風に言うしかなかった。
くそ・・・なんとか、一発逆転の手を考えねば。

若干、妙な緊張感を漂わせながらも、俺達は、目的地とするビルに到着をした。そこで、高層階用のエレベーターに乗る。

実は、ここもひとつのポイントなのだ。

このビルのエレベーターは夜景を見ながら駆け上がっていくタイプである。すでに日が暮れた新宿の街は、まるで地面に星屑を散らしたかのような美しさを誇っていた。

女心第三条『女性は雰囲気を大事にする』

どうだ・・・このビルから見える夜景。
そして、もちろん、レストランも夜景が見える窓際を予約してある。
この良い雰囲気・・・少しは点数アップが図れただろうか?

ちらりと横に乗っている軽部さんを見る。その瞬間、彼女が何かを言いかけて、ふいっと俺から目を背けた。

・・・こ、これはっ!

俺の心の中に嫌な想像が浮かんでくる。

『人を散々待たせたくせに道もわからないなんて』
『そもそも、夜景ごときで女を落とせると思ってるとか、考え方が浅いんですけど?』
『はあ・・・来るんじゃなかった・・・早よ終わらないかな』

とか思っているのでは・・・っ!!

ダラダラダラダラ・・・
背中に嫌な汗が浮かぶのを感じる。

まずい、まずい、まずい、まずい。
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