この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第7章 名前呼びとすれ違い
すぐに次の飲み物を注文する。
程なくして前菜の『蒸し鶏の冷菜』が来た。蒸し鶏に細切りにしたきゅうりや生姜が合わされており、ごま油ベースの垂れが絡めてある。味がそれほどくどくなく、前菜として丁度いい感じの品だった。

それを皮切りに、蟹肉入りコーンスープや餃子や小籠包などの点心が数品、そして、大きめのエビが入った五目チャーハンが運ばれてくる。

食事は美味しく、会話もそれなりに弾んだのだが、なにかちょっと彼女の様子がいつもと違うような気がする。

なんというか・・・そう、まずよくお酒を飲んでいた。
チャーハンが届く頃には、桂花陳酒のロックを2杯、杏露酒のソーダ割りを1杯空けていた。そして、会話の端々で、ちょっと黙り込んでは俺の方をじっと見て、そして、ついと目を逸らす・・・そんなことを繰り返していた。

こ・・・これはもしかして・・・!?

女心第五条『女性とは【察し】を求める生き物である』

何だ・・・明らかに何かを察して欲しがっている。
これを外すなよ、外したら終わりだと思え、素直!

俺は必死に頭を巡らせた。

何だ、彼女が察してほしい・・・つまりはストレートに言えないことがある・・・ということだ。

まさか、デートに来たくなかった?別れ話!?
いや、落ち着け、それはない・・・はずだ。あれだけ事前にラインのやり取りをしている。

それに見ろ、あの胸元を、あれは俺がプレゼントしたネックレスだ。
嫌いな男があげたものを身につけるか?その蓋然性は限りなく低い。

いいか、落ち着け、モテなかった俺の歴史はすぐに自分を駄目だと思うように、自身の思考を習慣化してしまっている。
それはバイアスだ、惑わされるな!
落ち着け、落ち着いて観察し、考えるんだ・・・っ!考えろ、素直!!

俺は彼女に悟られない程度に深呼吸をした。
ついでに、紹興酒を呷る。

なんだ、俺が見逃していること・・・見逃していること・・・
支払いか?いや、それはもう、割り勘にすると言ってある・・・

この時、俺の脳裏にひらめくことがあった。
あの昼休みに盗み聞いてしまった女子トーク・・・
『私、オヤジ臭いのとかマジ無理だし』
『やっちゃんそれセクハラ〜』
『だって無理でしょ』
『ムリムリ』

ま、まさか・・・
『臭い』・・・なのか・・・
/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ