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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第7章 名前呼びとすれ違い
ちらりと、彼女の方を見た。
今はおいしそうにチャーハンを頬張っているが、時折見せる、なにか言いたげなあの表情、態度・・・もしかしてそれは・・・

『素直さん、いい人なんだけど・・・臭いのよね・・・』

もしくは、

『こんなに体臭きつくて、お仕事大丈夫なのかしら・・・本人に言ってあげたほうが親切なんじゃ・・・でも、そんなこと言ったら傷つくだろうし・・・どうしたら・・・』

だったり、ましてや・・・

『こんなに良くしてもらって、プレゼントまで貰ってしまったけれども、私・・・ちょっとこの臭い無理・・・』

だったら・・・

そんな事を考えている内に、カタカタと紹興酒の徳利を持つ手が震えてしまう。

そ・・・それは・・・生理的に無理ってやつですか・・・
もしかして、今まで性格や出会いがないせいでモテないと思っていたのが、実は、ちょっと女性としては耐えられないレベルの臭いのキツさのせいだったのか。

俺がチャーハンにほとんど手を付けられないうちに、デザートのごま団子が運ばれてくる。彼女はそれもあっという間に平らげていた。

そして、また俺の方をチラッと見ては、目を逸らし、
また、チラチラ見ては、お酒を飲む。

とても、とても言いにくそうなことを言おうとしているのは明白だった。
更に言えば、大分酔っ払っているように見える。
それほど、酒の力を借りなければ言えないようなことを・・・それを言おうとしている。

いや、きっと、彼女のことだ。俺のためを思って言ってくれようとしている・・・?

だってそうだろ?あんな天使みたいな子だ。悪意があるとは思えない。
だから、そう、だから・・・
ここは、もう、俺の方から言ってやろう。
彼女を楽にしてやろう。

終わった・・・終わってしまった・・・。
儚い夢だったなあ・・・

そうだよな。
俺にこんな可愛い彼女ができるなんて、そんな夢見たいな話、あるわけないよな・・・。

はははは・・・笑えてきたよ。
もう、飲まねえとやってらんねえよ。

俺も、酒の力を借りることにした。
どぼぼぼぼぼぼ・・・

小さい紹興酒用のグラスではなく、お冷のために用意されたコップに、徳利の中の紹興酒を全部注ぎ込んで、一気に呷る。

「きゃ!・・・す、素直さんっ!?」
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