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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第7章 名前呼びとすれ違い
☆☆☆
ちゅんちゅん・・・ちちち・・・

何・・・?鳥の・・・さえずる声?
ああ・・朝か・・・。

そう考えて、身体を起こそうとした時、私は自身の身体に起きている『異変』に気づいた。

じっとりと身体が重いのである。
まるで体中に鉛を詰め込まれたかのような・・・そんな奇妙なだるさを感じていた。

うう・・・ん・・・なんだ・・・これは・・・。

どうやらベッドに横になっているらしいと気づき、再び起き上がろうするが、頭がクランと一回転したような浮遊感に襲われ、またパタリと力尽きて横になってしまった。

ここ、どこ・・・?

なんとか目を開くと、そこは家の寝室であることが分かった。右手のカーテンからは朝の光がさしている。服は昨日出かけたまま、ついでに言えばメガネも掛けたままだしメイクもそのままだった。

あれ・・・?私なんでここにいるの?

再び起き上がろうと試みると、今度は、ズキン、と頭が痛んだ。

いっつ・・・

頭に手をやる。なんだか、口から漏れる自分の息が酒臭いし、なんとなれば、身体全部がブランデーケーキみたいにしっとり酒に浸されている感じすらしている。胃のあたりになんとも言えない不快感がわだかまっていた。

うううう・・・ぎもぢわるい・・・

なんだか込み上げてくるものがあるが、私は吐くのはあまり好きではない。ぐっと我慢した。とりあえず水が飲みたい。ベッドから起き上がり、洗面所を目指すが、その足取りも頼りなく、ふらついていた。

ああ・・・お酒、相当飲んじゃったのか・・・。

ここに来て私はやっと、自身が二日酔いどころか、まだ酔っている状態であることを悟った。

ふらつきながらもなんとか洗面所にたどり着き、コップに水をいっぱい・・・2杯・・・3杯・・・そこまで飲んで一息つく。ようやく少し落ち着いた気がした。

落ち着きはしたのだが、気持ち悪いのは変わらない。立っていられなくなって、そのまま洗面台にしなだれるようにしゃがみ込んでしまった。

ああ・・・なんだぁ・・・一体何があったんだっけ?
昨日は・・・

その情けない姿勢のまま、私は記憶の糸を手繰り寄せ始めた。
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