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乳牛メイドのホルスタイン あの、かけがえのない日々のこと
第9章 エピローグ かけがえのない日々のこと
 坊ちゃまの葬儀を終えた後、私は数年前に当主の座を継承した坊ちゃまの伯父と彼が暮らす大邸宅で話し合った。

 新たな当主は坊ちゃまを介護し看取った私の功績を称え、同時にこれまでランバート家が坊ちゃまの世話を全て私一人に押し付けてきた事実を詫びた。

 これまで坊ちゃまと過ごせて幸せでしたと話した私に、当主は半年ほど休暇を与えるので旅に出るといいと言ってくれた。


 それから私はかつて坊ちゃまと一緒に訪れた場所や旅行先を一人で回り、その際は必ず坊ちゃまの遺骨を小さな壺に入れて持参していた。

 左手の薬指にはあの時手渡された坊ちゃまとお揃いの結婚指輪を着けて、坊ちゃまと共に生きた記憶を決して忘れないようにしていた。


 坊ちゃまとの思い出を懐かしみ、時には坊ちゃまと触れ合った日々を思い出して涙を流しながら、私は一人旅を終えて自宅に戻った。

 旅の間は近所に住む顔見知りの女性に手入れをお願いしていた坊ちゃまの位牌を改めて掃除しながら、私が人生を終える場所はこの家にしかないと私は確信した。



 それから私は当主からいくつかの縁談を紹介され、いずれも妻を亡くした親類や知人の貴族が美しく家事に長けた後妻を求めているという話だった。

 半亜人である君の人生はまだまだ長いからと言って結婚を勧めた当主に、私は坊ちゃまに|操《みさお》を捧げていますとだけ答えた。


 当主は私の気持ちをよく理解してくれていて、縁談はこちらから全て断っておくと話してくれた。

 そして私は坊ちゃまを介護し看取った褒美として坊ちゃまと暮らしていた邸宅を与えられ、今は当主から支給される見舞金で細々とした生活を続けている。
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