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乳牛メイドのホルスタイン あの、かけがえのない日々のこと
第9章 エピローグ かけがえのない日々のこと
 坊ちゃまの死を見届けたあの日、私は自宅の電話を手に取ると坊ちゃまの主治医に連絡を取った。

 主治医は坊ちゃまの生前の治療団の責任者として病院に併設された研究所から人員を派遣し、坊ちゃまの遺体は研究所の解剖室へと運ばれた。

 坊ちゃまの遺体は主治医を含めた研究者たちの手により長時間をかけて解剖され、彼の全身の臓器は薬品に浸けられ半永久的に保存された。


 坊ちゃまが解剖を受けている間、遺族の待合室で心を引き裂かれそうな思いで待機しながら、私は坊ちゃまが残した言葉を思い出していた。


 僕は死んでしまうけれど、僕の遺体をただ燃やさないでほしい。

 僕と同じ病の人をいつか救えるように、残された臓器を研究のために使ってほしい。

 そして、僕は研究の|礎《いしずえ》となってこの世界に生きた証を残したい。


 彼の尊い遺志を知った日から、私は家族として坊ちゃまの身体が死後に解剖されることを受け入れていた。


 解剖が終わり、坊ちゃまは遺体用の台車に載せられて主治医たちの手で解剖室から搬出された。

 全身の臓器を摘出された坊ちゃまの遺体は中に綿を詰められて丁寧に縫合されていて、坊ちゃまは安らかな表情で胸の上で手を組んでいた。

 立派なお姿でした、と短く述べて頭を下げた主治医に、私も胸が一杯になって深々と頭を下げた。
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