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センセイと課外授業
第9章 ハツカレ?

「あっ、た、谷本くん…」
「ああ、あいつか!謹慎処分だっけ?」
「う、うん。」
頷くと先生が小さく首を傾げた。
「で、谷本がどうした?」
「プリントとか届けるの、私が…」
「ふーん。」
コーヒー片手に私見つめる先生と目が合わせられない。
告白したことを思い出してしまって、なんだか罪悪感のようなものを感じた。
(な、なんで私が罪悪感なんか…それにしても、またトシくんの家かぁ…お母さんに渡してさっさお帰ろ。気まずすぎる…)
「…で?」
「え?」
先生の声に顔を上げると、綺麗な瞳がこちらをみていた。
「さっきからなにソワソワしてるんだ?」
「そっ、そうかなっ?別に…」

