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センセイと課外授業
第11章 はじめて
「ねぇ佳奈、せっかく午前で終わったんだし、今から買い物行かない〜?お昼食べてさっ!」
後ろに立つトシくんに気付かず莉奈が笑った。
「ごめん〜今日は…」
「佳奈、教室の外で待ってるね。」
ふいのトシ君の言葉に莉奈がビクッとなって慌てて振り返り苦笑する。
「びっくりしたぁ〜!なんだぁ、今からデート〜?」
「あはは、うん、まぁ」
ニタニタする相変わらずな彼女に私も相変わらず曖昧な反応しか出来なかった。
「お待たせ。」
莉奈と別れて扉のそばに行くと、携帯の画面から顔をあげトシ君が微笑んだ。
「いこっか。」
「うん。」