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センセイと課外授業
第2章 呼び出し
「まあ、どうしても無理ならマナに…」
「いく!」
妹のマナが得するくらいなら、と思って私は即答した。
(家かえって…ご飯食べて…それから予習すれば大丈夫だよね!)
私はお金を貰って、急いで商店街に向かった。
「1243円になりまーす。」
(おおう…お母さん、ありがとー!800円もあまっちゃったよ!!)
お小遣い制の高校生にはありがたい金額だった。
財布に仕舞って良い気分で歩いていると…
「あ、一之瀬。」
「…ト…じゃなくて、谷本君!!」
目の前に部活帰りのトシ君がいて、思わず買い物袋を落としそうになった。
「トシで良いのに!何?買い物?」
「う、ううううう、ううん!」
「え?違うの・・・?」