この作品は18歳未満閲覧禁止です
センセイと課外授業
第14章 平穏と雑音
(どうしよう…明日渡すべき?でも今日めちゃ探してたし…)
なんとなくさっきのこともあって会いたくない気もする。
そのとき携帯が鳴り、開いてみるとトシくんからだった。
ーごめん、全然おわんない。今こそっと打ってる。暇だよね、ごめんね。
すぐに、いいよ!待ってるね、と反射的に送ってから携帯を閉じると、私はもう一度ボールペンを見てから小さく頷いた。
(さっと渡してすぐ帰ってくるか…)
少しドキドキしながら、私は職員室に向かった。