この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
センセイと課外授業
第4章 課外授業
「…だから、ここは…一之瀬?聞いてる?」
山田先生がペンを止めて私を覗き込んだ。
「…はっ!!き、きいてます!」
「あんまり口ばっかり見られると、教えづらいんだけど…」
苦笑するセンセイに、私は慌てて問題集を見た。
(ああ~!集中できないよお~~!!だって…キス…キス…って、もはや本来の目的を見失ってる…)
私はずっと今日一日ドキドキして仕方なかった。
そして放課後、理科室ではセンセイに一対一で化学を教えてもらっている今も、その形の綺麗な唇をから目が離せない。
一生懸命問題集に目を通す私の隣で、はあ、とため息をつくとセンセイが言った。
「ここのページ終わったらご褒美上げますから、もう少し集中しなさい。」
「!!」
私は頷きもせずに、じっと問題集に集中した。
「…じゃあ、これは?」
「Cu…銅!」
「そう。じゃあFeは?」
「ん??…あっ、鉄!」
「正解。ちゃんと覚えましたか?」
「はい!」
(おお~~目の前に並んでるアルファベットが読めるぞ…)
私は感動して自分のノートを見た。
センセイにゆっくり頭をなでられて、ちょっと照れくさかった。
山田先生がペンを止めて私を覗き込んだ。
「…はっ!!き、きいてます!」
「あんまり口ばっかり見られると、教えづらいんだけど…」
苦笑するセンセイに、私は慌てて問題集を見た。
(ああ~!集中できないよお~~!!だって…キス…キス…って、もはや本来の目的を見失ってる…)
私はずっと今日一日ドキドキして仕方なかった。
そして放課後、理科室ではセンセイに一対一で化学を教えてもらっている今も、その形の綺麗な唇をから目が離せない。
一生懸命問題集に目を通す私の隣で、はあ、とため息をつくとセンセイが言った。
「ここのページ終わったらご褒美上げますから、もう少し集中しなさい。」
「!!」
私は頷きもせずに、じっと問題集に集中した。
「…じゃあ、これは?」
「Cu…銅!」
「そう。じゃあFeは?」
「ん??…あっ、鉄!」
「正解。ちゃんと覚えましたか?」
「はい!」
(おお~~目の前に並んでるアルファベットが読めるぞ…)
私は感動して自分のノートを見た。
センセイにゆっくり頭をなでられて、ちょっと照れくさかった。