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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第13章 登校日

「僕なんかの為に申し訳ないって思っただけで……じゃ、じゃあお言葉に甘えさせてもらっていいですか…」

叔母とのことがなければ舞い上がっていただろう。

【結奈さん…これは浮気じゃないからね…】

叔母に気持ちの上では受け入れられたわけじゃないのに、そんな言い訳を思っていた。

「決まりですね…じゃあLINE交換しましょう……」

部長は嬉しそうに笑みを浮かべてスマホを差し出してきた。
陽翔はそのIDコードをスマホで読み取っていった。

「詳しいことはまた連絡しますね……今日はこれで失礼しますから…楽しみにしています……」

「ぁ…こちらこそよろしくお願いします…」

軽く会釈をするように、部長は鞄を持って美術室を出ていった。
机の上には部長の横顔のページのままスケッチブックが置かれていた。

【相談にのってくれるって言ってもどういうことなんだ…まさかモデルでも紹介してくれるってこと?…】

森宮部長は相当なお金持ちのお嬢さんだと聞いたことがある。
だからあの物言いにも違和感が感じられない。

【仮にモデルを紹介してもらえるとして…モデル料なんて払えっこないのに…】

なんだか途方に暮れてしまう。

【とにかく断るなんてできないから…一度だけお邪魔してみよう…】

風景画にするにしても個人のアトリエなんて行ったこともない。
何かアドバイスくらいはもらえるだろう。
この時はそんな風にしか思っていなかった。

その後、部長の横顔のスケッチの続きを描いてみた。
他の女子部員の制服姿をチラ見しながら描き足していく。

【やっぱり本人がいないとラインとかよく解んないな…】

そこに描かれたのは全くの別人だった。
上半身を描いたところでスケッチブックを閉じた。

【そろそろ帰るか…】

結局今日も何も進んでいない。
それどころか、部長の家に行くまで進めなくなった。
部長に相談する以上、叔母のモデルも頼みにくくなってしまった。
なんかモヤモヤが増えたような気がする。

【健人なんか来なきゃいいのに…】

早く叔母に会いたいと思った。
今日もセックスはできないとは思う。

【勉強頑張って抜いてもらおっと…】

少しムズムズとさせながら急いで家に帰っていった。




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