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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第1章 予感
「いや、私が遊びまくってたのお姉ちゃんだって知ってるでしょ……」
「へ?…でもいい大学入ったじゃないの?…なんで仕事辞めちゃったの?……」
【ちょっと待って…うちの姉はどんな思考回路をしてるんだよ?……】
結奈はちょっと呆れ顔でリビングへと目を向けた。 背凭れから見えていた陽翔の後頭部がいない。
少し視界の縁に違和感を感じると、どうやらソファに寝転がったらしい。
低い肘掛けを枕にして仰向けにスマホを弄っていた。
「姉さん…私が仕事を辞めたことと、今日の用事は関係あるのかな?……」
「うーん…あると言えばあるし…ないと言えば…どうだろ?……」
姉は相変わらずだった。
「まぁ、辞めた理由は前に話したからいいよね…憶えていないみたいだけど……」
皮肉混じりに返しても姉はまったく動じない。
「結奈…今は暇なんでしょ?……」
確かに今は悠々自適な生活を送っている。
どうもこれまでの会話が繋がらない。
そんな時、陽翔が…ぷっと笑いを溢したのが聞こえた。
陽翔も自分の母親の天然っぷりがよく解っているらしい。
結奈は再び陽翔へと視線を向けた。
陽翔は肘掛けに頭を預けたまま私の方を視ていた。
敢えて視線を合わせないよう、姉へと戻した。
そして、姉へと向けていた下半身をリビング側へと傾け脚を組んでいく。
テーブルに肩肘をついて手に頬を預けていくと姉に続けていった。
「ずっと忙しかったから休息を取ってるんだよ…暇とか言わないでくれるかな……」
「あら、そうなの……じゃあすぐに仕事を始めるつもりはないのね?……」
もうひと口コーヒーを飲むと、カップを置いて脚を組み直した。
もぞりと視界の隅で陽翔の頭が少し伸びるのがわかる。
【やっぱり視てる……】
二度組み直した脚はすっかり膝と太腿を露にしていた。
テーブルのおかげで姉には見えていない。
そして、ソファの背凭れに隠れて陽翔の頭も姉には見えていないだろう。
【えっと…今日はどんなの履いてたっけ……】
結奈は黒いレースのビキニショーツを履いてきたことを思い出して少し後悔していた。
明るい色の下着なら甥っ子をもっと楽しませてやることができたのにと…。

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