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夜空に煌めくアラベスク
第8章 さそり座の女
小野寺安祐美のスマホが震えた。
メールの相手は昨日婚活クラブでマッチングしてデートをした男からだった。
今回こそ、上手くゆきますように…
安祐美は祈る思いでメールを開いてみた。
- 小野寺さん、昨日はデートをしていただきありがとうございました。
悩んだのですが、今回のお話はなかったことにお願いします -
『またダメだったのね…』
これでお断りを入れられたのは何度目だろうか…
安祐美は決して容姿が悪いわけではない。
マッチングしてホテルのラウンジでお見合いをした時には、相手方から「清楚でおとなしそうな女性だ」と歯の浮くような賛辞を投げ掛けてくれるのに、いざ、本格的なデートに持ち込むと、彼女からラブホに誘い込む積極性に幻滅してしまうのだそうだ。
『ふん!せっかくのラブタイムに一発しか出来ないような男じゃ、こちらからお断りよ!』
やはりスマートな商社マンとじゃ釣り合いが取れないのかしら?
そこで安祐美は方向転換して、ガチムチな肉体労働者を選ぶべきかしら?と婚活クラブに登録している希望の相手を年収優先から体力重視に書き換えてみた。
ほどなくして、マッチング希望の方から連絡がありましたと、婚活クラブから安祐美に連絡があった。

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