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夜空に煌めくアラベスク
第8章 さそり座の女

婚活クラブから送信されてきた相手のプロフィールを見てみると、筋肉質でガチムチなのはいいけれど、どう見ても女にモテそうもないブルドックみたいな面構えだった。

気乗りしないけれど、ガチムチと要望を出したからには会わずにゴメンナサイは申し訳ないので、婚活クラブが取り決めた日時に顔合わせだけでも行ってみることにした。

会ってみた男は桜庭譲二という、本名とは思えないほどのいなせな名前で、身長は明らかに安祐美よりも10センチも低かった。

『ごめん、やっぱりあなたとは無理です』

マッチングのお見合いの席でも、どのように断ろうかとそればかり考えていた。

ところが相手の桜庭が安祐美を気に入ったらしく、後日、正式にデートの申し込みがあった。

『う~ん…好みじゃないんだけどなあ…』

安祐美は来年には四十代に突入するし、賞味期限ギリギリかしら、と気乗りはしないものの二人っきりで会ってみることにした。

そしてデートの前日、翌日にデートをすることにしていた彼が、少し電話で話がしたいとメールをしてきた。
仕方なく、少しだけ彼と話をしてみようと、安祐美は彼と話をしてみることにした。

彼から『安祐美さんの声を聞くと、仕事も頑張れる』みたいな事を言われ、安祐美もそう言われると満更でも無く、結局その日は1時間以上電話をしてしまっていた。

そして数時間のデートじゃなく、ランチもご一緒したいと誘われた。
最初のデートなので、お茶だけにしようと思っていたのですが、是非にと誘われて、ランチぐらいならいいかな~とOKの返事をしました。
もしかして本当は彼の事を気になっていたのかもしれません。
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