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『春の嵐』
第4章 心美
とりあえず、計画の全貌が知りたいと思った朋華は、

「参加と言うけど、どんな計画なの?」

と、訊いた。計画立案者の郁美が語りだした。計画内容は朋華の想定を大きくは逸脱していなかった。ただ、恵樹の名前を使うことに危惧を抱いた。もし、心美が郁美たちの言葉を信じて、被害を受けたときの心の傷を考えた。そして、名前を使われたことを知った時の恵樹の心の傷についても考えた。そして、何より、無理があると思った。

「恵樹くんの名前は使わない方がいいわ」

朋華が言った。自信満々で話していた郁美が不審そうに朋華を見た。

「心美と恵樹くんが、そんなに親密だったら、郁美や里奈に心美との仲直りを勧める前に、心美に話すはずよ。それがないのに、恵樹くんの名前が出たら、怪しまれるわ」

朋美は言葉を選んで、郁美や里奈に疑われないように説明した。一理あると郁美も里奈も、朋華の言葉を聞いて思った。

「確かに、そうね・・・」

自信が揺らいだ郁美。里奈も明らか動揺していた。

「何か、他の方法を考えた方がいいと思うわ。私も考えるし、郁美も里奈も、他の男子たちにも、いい方法がないか聞いてみたら」

朋華は、郁美や里奈に進言した。二人も頷いた。郁美も里奈も、計画の練り直しになったが、朋華の意見で、修正点を見つけられて良かったという感覚もあり、朋華が意見を出すほどに協力してくれたことに満足していた。

「そうね。朋華、サンキュー。何か良案があったら教えて」

郁美が朋華に微笑みながら話し、里奈も、

「他のメンバーにも訊いてみるわ」

と、言って立ち去って行った。教室に残された朋華・・・。

「恵樹くんと心美が・・・」

そんな関係になっているなんて・・・。幼さの残る顔立ちの心美。そして、そういうことには興味が無さそうな恵樹の普段の様子を思い出して、違和感を抱いた朋華。

それに・・・。郁美と里奈が心美の住むマンションの前を通ったときに、恵樹が出てきた・・・。

二人とも部活をしているから、帰るのは遅い。でも、恵樹も生徒会の活動でそんなに早くに帰宅するわけでもないし、家に帰ってから心美の住むマンションに向かうとすると・・・。

午後六時に部活が終わり、午後六時半ごろ下校する二人。

そして、午後六時ごろに生徒会活動は終わり、下校。
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