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Sturm und Drang-疾風怒濤-霞んだ空の向こう側
第4章 心美
翌日、担任の横浪詮泰からは、何の発表もなく、ただ、心美が座っていた机と椅子はなくなっていた。

ざわつく教室。ホームルームで何か発表があるかとクラスメートたちは待ったが、説明も、発表もなかった。

ざわついた理由の多くは、心美の席がなくなっていることに対してだが、竜馬、駿介、郁美、里奈、智輝、匡彦、金太、慶克、貫太郎、顕、林太郎たちは、躱されたという感じがあったのか、午前中授業が終わり、ショートホームルームでも、担任から心美に関する情報は一切ないと、溜息が広がった。

そして、下校。門の付近で集まった竜馬、駿介、郁美、里奈、智輝、匡彦、金太、慶克、貫太郎、顕、林太郎。

「いったい、どうなっているんだ?」

と、言ったのは竜馬。

「そうだよな。説明しろよっていう感じ」

郁美も不満そう。急に席だけなくなっても・・・納得できないのは当然。

何も知らないふりで、郁美と里奈に誘われて、門のところに来た朋華。朋華は、理由を知っているけど、黙っていた。

「と言っても、押し掛けるんだろ?」

駿介が作戦の決行を郁美に促すと、

「当然でしょ」

と、答えたが、竜馬が、

「席がないということは、退学したということなのか?」

と、誰に訊くでもなく話すと、

「退学じゃなくて、あれじゃない。不登校も長いし、卒業式まで来ないから片付けたというだけじゃないか?」

と、智輝が話すと、

「俺が確認するよ」

と、匡彦が話した。学校と特別な関係があることはわかっているメンバーがほとんどだから、誰も不思議には思わなかった。スマートフォンで通話する匡彦。

「日比野教頭はいますか?」

なぜか、小学校時代の教頭を呼び出した匡彦。

「富岡心美の席がなくなっているのですが、何か知りませんか?」

単刀直入に訊く匡彦。

「えっ?そうなんですか!」

驚く声が響いた。通話を終えると、竜馬、駿介、智輝、金太、林太郎などが匡彦の顔を見た。

「転校したって」

匡彦が話した。

「転校?」

「この時期に転校?」

「マジで?」

口々に疑問が飛び交う・・・。朋華は既に知っていたが、敢えて、知らないふりで、

「どこへ?」

と、匡彦に訊いた。

「わからないって。ただ、転校すると言っていたと日比野が言っていた」

匡彦が納得できないという感じで話すと、それが場の結論になった。
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