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『間違い』電話
第6章 『接近』
部屋に入れない方がいい…。
でも…マイクロSDを受け取れるチャンスだ…多分、尚子だってそれを解っている筈だ。
「待ってて…開けるから…」
『うん!』
はぁ…。
重い溜め息を吐いた。
ガチャリ…ドアを開けた瞬間
「賢さん!大丈夫?心配だったぁ~」
尚子は俺に飛び付いてきた。
「ちょっと!」
慌ててドアを閉める。
昼間とはいえ、誰が見てるか解らないだろ!
「何で…知ってるんだよ」
尚子は胸に頬を擦り寄せて
「麻里さんが、今朝話してたからよ」
予想通りの事を言ってきた。
「だからって…わざわざ来ることなかっただろ」
「え…だって…心配じゃない…」
不思議そうな顔をして、俺を見上げる。
あぁ…尚子に常識は通じない。
「解ったから…SD…渡してくれるんだろ?」
ニッコリ笑って尚子は
「賢さん!お昼食べた?しっかり食べて栄養付けないと!作ってあげるね!」
俺の言葉を無視して、靴を脱いで部屋に上がり込んだ。
でも…マイクロSDを受け取れるチャンスだ…多分、尚子だってそれを解っている筈だ。
「待ってて…開けるから…」
『うん!』
はぁ…。
重い溜め息を吐いた。
ガチャリ…ドアを開けた瞬間
「賢さん!大丈夫?心配だったぁ~」
尚子は俺に飛び付いてきた。
「ちょっと!」
慌ててドアを閉める。
昼間とはいえ、誰が見てるか解らないだろ!
「何で…知ってるんだよ」
尚子は胸に頬を擦り寄せて
「麻里さんが、今朝話してたからよ」
予想通りの事を言ってきた。
「だからって…わざわざ来ることなかっただろ」
「え…だって…心配じゃない…」
不思議そうな顔をして、俺を見上げる。
あぁ…尚子に常識は通じない。
「解ったから…SD…渡してくれるんだろ?」
ニッコリ笑って尚子は
「賢さん!お昼食べた?しっかり食べて栄養付けないと!作ってあげるね!」
俺の言葉を無視して、靴を脱いで部屋に上がり込んだ。