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『間違い』電話
第7章 『誤想』
廊下を突き当たり右に曲がると、接客する為の小さな部屋が何部屋か用意されていた。
「どうぞ…こちらへ…」
薄く笑って、招かれる。
隣の部屋は使用中の様で、これなら大声を出したり、下手なマネは出来ない筈だが…。
何せ…相手は尚子…。
予測不可能…。
部屋のドアを閉めようとした尚子に
「ドア…少し開けといてよ…」
「…別にいいけど…麻里の話が誰かに聞かれてもいいの?」
「……閉めて…」
「は~い!」
パタン…
はぁ…隣との壁なんて薄い、普通に大きめに話してるだけでも聞こえるかもしれない。
椅子に腰掛けると、尚子が内線を掛けようとした。
「何処に掛けるんだ?」
「お茶でも、頼もうかと思って」
「要らない…」
「そう~」
ガチャンと、受話器を置いた。
「どうぞ…こちらへ…」
薄く笑って、招かれる。
隣の部屋は使用中の様で、これなら大声を出したり、下手なマネは出来ない筈だが…。
何せ…相手は尚子…。
予測不可能…。
部屋のドアを閉めようとした尚子に
「ドア…少し開けといてよ…」
「…別にいいけど…麻里の話が誰かに聞かれてもいいの?」
「……閉めて…」
「は~い!」
パタン…
はぁ…隣との壁なんて薄い、普通に大きめに話してるだけでも聞こえるかもしれない。
椅子に腰掛けると、尚子が内線を掛けようとした。
「何処に掛けるんだ?」
「お茶でも、頼もうかと思って」
「要らない…」
「そう~」
ガチャンと、受話器を置いた。